リフォームの現場で活躍 電動マルチツールをDIYでも使う

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電動マルチツール
目次

電動マルチツールって何?(電動工具のバイプレイヤー)

左右の振り子運動でマルチな仕事をする電動工具

マルチツールは左右1.8度程(合計3.6度)に左右振動して様々なアタッチメント(ブレード)を固定して
切断、研磨、剥離を行う道具です。
今ではリフォームの現場では、丸鋸、インパクトドライバーに次ぐ欠かせない電動工具になりました
まさに名脇役(バイプレイヤー)です。

株式会社マキタホームページより引用

電動マルチツールの利点 初心者DIYをプロレベルへ導く

特徴① 細かい振動運動で安全性が高い

ポイン

1. 今まで手作業の領域が、安全かつ時短化して出来る
2. 住宅リフォームの現場で欠かせない電動工具
 大工工事のイノベーション(技術革新と新基軸)
3. ワンランク上のDIYを目指したい人向け

電動マルチツールは、丸のこやジグソーと違い、 刃の働き幅が上下運動や回転方式ではなく、
振動運動のため細かく小さい動きが最大の特徴です(局所作業の超効率化)。

このため他と比べると安全性が高く、他の電動工具と異なり狭い場所での細かな作業を時短で効率よく出来る
電動工具としての存在
を広げてきました。

かめかんとく

私も以前は、手鋸や引き回し鋸、鑿(ノミ)で充分でしょ。
と考えていました。
使ったらとても便利便利でした(笑)

プロの工具のみ留まらず、DIYでも活躍出来る工具に成長しつつあります。

DIYでも上級者にお勧めです。
「フローリング貼り」や「壁下地入れ」や「コンセントの増設や移設」等々。

マルチ(切断、研削、剥離)にこなす電動工具

切断作業(切る・切り抜き開口・際切り)

電動マルチツール切断作業場面

1. フローリング重ね貼り時、扉枠のカット場面(際切り)
2. 天井点検口設置時、天井開口場面
3. 壁穴補修地の壁穴開口場面(下地挿入等)
4. スイッチ増設、移設等の壁開口場面(石膏ボード開口)

5. 鉄筋、鉄板の切断

フローリング工事の時のドア枠等の際切り
ポイント

12㎜のベニヤ下地の端材(フローリング材端材)を治具に使えば、一般の方でも時短と簡単にカット出来る

フローリングの重ね貼り工事の時、既存ドア枠の下端を切って、新しいフローリングを入れて納めるときに使います。以前は、ノコギリをベニヤ材を横並びにさせカットしていました。またノミを使って切る事もありました。
細かな作業は時間を取られるので、電動工具を使う事で時間が短縮され重宝しています。

天井開口の場面で使用

既存の天井を開口して、天井点検口を付けたり、下地を入れてホスクリーンを取り付けたりする時に使います。

電動工具の利点は、工事の難易度を軽減してくれることと時短です。
もちろん取り扱いには、充分注意が必要ですが、マルチツールは安全性が比較的高い工具です

壁穴補修や手摺り下地入れ

リフォームに携わっていると、過去に家具や家電搬入、配置移動などで壁に穴を開けてしまったので
この機会に補修を行うという工事が多々あります。
このような場合、マルチツールを使って石膏ボードやベニヤの開口を行い垂木を回して下地補修や補強を行う事が
多々あります。この時も大いにマルチツールは活躍致します。

一般の方でもわざわざ大工さんを呼ばなくても、マルチツールを手に入れ、使い方を理解すれば
工事費用を削減して家を改修することが出来ます。

切断作業でマルチツールを自在にこなす技術

自作治具の活用で落とし穴の克服

1. 電動マルチツールの力を引き出す工夫を考える
2. 直線カットなら端材でのガイド(治具)を使う
3. ガイドの固定方法(ビス固定 両面テープ固定 マスキングテープ固定 クリップ固定など)

マルチツールは大変便利な反面、意外な落とし穴があります。

それは、切断距離が長くなればなるほど切断に歪みが生まれます。
丸鋸もガイド(治具)があるので材料を、まっすぐカットすることが出来るのです。

同じように、マルチツールの刃に当て木やガイド(ベニヤの定規やインニッサン)を添え木として
ビス固定を行う事で、ブレードを痛めず直線加工の精度が増し壁補修や下地入れの仕上がりや精度が増します。


この知恵は、大工さんに教わった事なのですが、約1寸(約3㎝)×2尺(60㎝)程のベニヤ端材
作り、墨線を引いて端材をガイドとしてビス固定を行い、正確に直線切りをマルチツールで行います。
リフォームでよくある石膏ボードの穴補修の開口作業(成長期のお子様の壁陥没穴??等)

丸鋸では届きにくい入隅開口作業

剥離作業(剥がす)

電動マルチツール剥離作業場面

1. 接着剤の剥離
2. コーキングの剥離

リフォームで多いのが接着剤の剥がしや研磨があります。
状況によっては、薄ベニヤを上張りして仕上げる事もありますが。(コストの関係)
接着剤の凹凸が仕上がりに影響出る場合の一つに、タイルを剥がした後にキッチンパネルを貼る時。
また、既存ユニットバスや、キッチン解体後にサッシ周りにコーキングが残っていた時の除去を行う時です。

大抵の場合は、手動のスクレイパーで剥がしますが、手強い場合は電動と併用して剥がしていきます。
私の場合、スクレイパーとしてマルチツールを使うことは少ないです。

かめかんとく

コーキングや接着剤の除去は手工具が多いです。
頑固な部分に対してマルチツールを使う事が時折あります。

タジマのスクレイパー(カッター刃)を使う事圧倒的に多いですね。
またコーキングは、カーボン製のコーキングスクレイパーを使う事が多いです。

研削研磨作業(削る・磨く)

電動マルチツール研磨作業場面

1. 接着剤等凹凸の地ならし
2. 表面の荒れの処理

電動マルチツール おすすめ4選

SK11 マルチツール

カミヤ先生のYouTube動画で有名になりましたね。
SK11の10.8Vシリーズは、一般の人にはとてもオススメな電動工具が揃っています。
時短を要求されるプロではマキタやハイコーキ、ボッシュにはかないませんが、
一般ユーザーにはコストパフォーマンスで充分お釣りが来る働きをしてくれます。
入門としては、オススメでマルチツールが2万円からスタートするのに対して。1万円を切る価格で購入出来ます。
重量や取り回しの良さ、デザインもよく出来ています。
マルチツールは、ブレード(刃)がものを言います。木工で使うならゼットソーの刃を使う事をオススメします。

電動マルチツール

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ブログ運営者

リフォームの現場監督を15年ほど携わっています。
現役建築施工管理者として日々汗をかき、知恵を絞っています
建築の現場は多種多様な資格が必要ですね。私がこの世界に入る切っ掛けは、福祉住環境コーデネイターの取得でした。
リフォームは、一般の人には相場価格や標準的施工法がわかりにくいですね。この仕事は、大工さんが何人で何日で出来るか、なんて公式もないんですから(笑)
リフォームのわかりにくさを少しでもわかりやすくなればうれしいです。
取り上げてもらいたいテーマ等受け付けてます。

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