1. 詐欺まがいの手口を知っておく
2. 対応方法を知っておく
今回は、悪質なりフォーム屋の話です。
実際、年に何回かこの問い合わせや対応に追われる事があります。皆さんも気をつけてください。
わかったわ。
ある程度予備知識や方法が分かっていれば、落ち着いて対応できそうね。
悪質な営業スタイル(アポなし訪問と突然の売り込み)を知る
1. 不安心理を煽る
典型的なやり方です。
「屋根がめくれています」「瓦がズレています」「壁にヒビが入っています」
このままだと、雨漏れで腐って家がダメになります。
実際に、住宅街で道が狭く屋根なんて上ってみないと分からないはずです。
しかし、お客様自身がパニックになり冷静な判断が出来なくなって詐欺にあうケースです
。
最近は、若い好青年を使い「もし良かったら近くに親方がいるので直せますけど、どうですか?」
というケースも多々あります。
ぱっと見人親切での良さそうな人間を装いアプローチしてきます。
気をつけなければいけないのは、大型の台風の被害時、近隣の被害を逆手にとって詐欺を働く事です。
嘘か本当か判断しにくい状況で巧妙にアプローチしてきます。
やり方や演出方法を巧みに変えてきます。
気をつけましょう!
2. 無料点検の罠
やり方は、「今この付近の屋根や床下の点検を無料で行っています。
普段見えなくて、危険な所をプロが無料で安全点検します。」というアプローチです。
相手にお得感を匂わせつつ、点検の結果こうでした。
「屋根に上ったら瓦が割れていました(写真)」「床下点検をしたら、シロアリのが見つかりました」
「床下配管が漏水しています」「土台が腐っています」
不安心理にさせ、「本来なら○○円ですが、今決めていただければ半額の○○円です。」と
即決求めて来ます。
実際に、証拠を造作する(屋根を壊す等)輩もいます。
シロアリは元々自分で持っていた物をいかにも床から見つけましたという体で。
3. 早急な申し込みを迫る
相手から、関心や不安な素振りを感じ取ると、申し込みを迫ってきます。
「今返事をもらえれば、半額で出来ますよ。どうですか?」など
また、返事を渋っていると、了承を得ずに勝手に作業をして請求をしてくる人間もいます。
4. 追加工事と法外な請求
「工事をしたら、○○もおかしいので直しました。」
追加工事金額は○○万円です。合計で○○万円になります。
5. 支払後連絡がとれない
材料と人の手配の関係で、手付金を○○万円払って欲しい。
この手付金を払った後、全く連絡が付かない、住所も別な会社っだったという事があります。
悪質リフォーム会社の対応方法
1. きっぱり断る
大事な事は、アポなし訪問の業者には、自分の家を触らせない事。
毅然とした態度で断るにつきます。
2. 連絡先を相手に問う
職人に教えてもらった対処方法は、
「後日連絡するから、名刺(会社と連絡先が分かる)を下さい」と言うのだと。
大抵は、その場の一時で勝負をしている。
実態や正体をつかまれたく無いから、連絡先を教えないはず。
実店舗や営業事務所も無いはずなので。
3. 相見積を取る
面倒なこと、時間がかかることを相手は嫌います。専門業者に後日見抜かれることも嫌がります。
相見積もりを取ることは、上記の事を行う良策となります。
巻き込まれてしまった場合
クーリングオフを使う
「クーリングオフ」とは消費者が訪問販売などの特定の取引商品やサービスを契約した後、
「契約をやめたい」場合、一定期間であれば理由を問わず、契約の解除できる制度。
商品やサービスの契約をすると、原則契約の解除をすることはできない。
しかし、 突然来訪した特定な取引に限って、契約後でも一定の期間、消費者に考える期間を与えようと いう制度。
相談先を知る
公益法人住宅リフォーム紛争処理センター
公益法人住宅紛争処理センター(https://www.chord.or.jp/)
「住まいるダイヤル」(03-3566-5147/ 0570-016-100)
独立法人国民生活センター(消費者ホットライン)
国民生活センター(https://www.kokusen.go.jp/index.html)
「消費者ホットライン」(局番無し 188)